アドバイス情報 - webmasterさんのエントリ |
2015/08/20
Googleのデータセンター、落雷でデータ消失
執筆者: webmaster (4:58 pm)
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ってなわけで、データセンターの安全神話等ございません。 大切なデータは自分で守りましょう。 Googleのデータセンター、落雷でデータ消失 Googleは世界中にデータセンターを設置しているのですが、西ヨーロッパの一部地域を管理しているデータセンターに電力を供給する施設に雷が落ちたことにより、データを消失するという事態が発生しました。 2015年8月13日9時19分、Googleがベルギーに設置しているデータセンターに電力を供給する地元施設に4回にも渡って落雷が発生。 地元施設への落雷により、西ヨーロッパ特定地域の「Google Compute Engine(GCE)インスタンス」のディスク容量を管理するストレージシステムへの電力供給が滞り、機能が停止する事態が発生しました。 すぐに自動補助装置が起動して電力を復活させたものの、電源が落ちてしまっていた間にストレージシステムに書き込まれたデータに障害が発生したとのことです。 障害が発生したデータのほとんどは別のストレージに移動させて復旧できましたが、いくつかのデータは復旧することが難しく、データを消失するという事態を招く結果になりました。Googleによると、消失したデータは西ヨーロッパ特定地域を管理するパーシステントディスクの0.000001%に相当するとのこと。 データセンターでは復旧作業と平行して、今回のような事態が発生しないように電力不足や停電による影響を可能な限り低くするストレージハードウェアへのアップグレードが見当されています。Googleはデータ消失の事態を招いたのは完全に自社の責任と認めている一方で、「GCEインスタンスおよびパーシステントディスクが1つのデータセンターで運用されている場合、データセンターに甚大なる災害が発生してしまうと大きな問題が発生するのは避けられません。 このような事態に備えて、より強固な安全性を求めるユーザーは異なるGCEゾーンに切り替える準備をしていくことを勧めます」とユーザーに注意を呼びかけています。 なお、データセンター向けのコンサルティング企業Future-Techによれば、どれほど防護設備が整ったデータセンターでも落雷が直撃すると、電流が建物を貫通し障害が発生する可能性は大いにあるそうです。 gigazine http://gigazine.net/news/20150820-google-lightning-data-lost/ |
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