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2016/03/08
「Macだから安全」は過去の話、Mac OS Xで動作するランサムウェアが出現
執筆者: webmaster (2:08 pm)
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オープンソースプロジェクトであるMac用BitTorrentクライアント「Transmission」のインストーラーに、新種のランサムウェア「KeRanger」が混入していたことを、米Palo Alto Networksが報告した。同社によれば、Mac OS Xで初の“完全体な”ランサムウェアだという。 注:ランサムウェア(英語: Ransomware)とはマルウェアの一種である。 これに感染したコンピュータはシステムへのアクセスを制限される。 この制限を解除するため、マルウェアの作者へ身代金の支払いが要求される。 ![]() かつては「Macを使っていればウィルスには感染しない」と言われたこともあったが、最近はこの定説が崩れつつあるのはご存知の通り。 今回、新たにMac向けのソフトを経由したランサムウェアが確認され、ソフトウェアベンダーが警告を発する事態になっている。 問題のソフトは、Mac OS Xに対応したBitTorrentのクライアントソフト「Transmission」で、ランサムウェアに感染したバージョンのインストーラーが公開されていた。 これをインストールすることによって、「OSX.KeRanger.A」なるランサムウェアに感染し、ドライブ内のファイルを暗号化した上でそれらの解除に身代金を要求するのだとか。 問題なのはこのインストーラーがAppleによって発行された「正しい証明書で署名されていた」ことで(現在は証明書は無効化されている)、3日間の潜伏期間を経て発動するほか、TimeMachineのバックアップも対象にしようとしていた痕跡も見られるという。 日本国内でのダウンロード実績はほとんどないとみられているが、Macだからこの種のマルウェアに感染しないという先入観については、改める必要がありそうだ。 ソース internet watch http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20160307_747119.html http://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/20160308_747138.html |
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